コラム

フリーランス音楽家が「年間どれくらいステージ(本番)があるのか?」

これは多くの音楽家が気になるところですが、結論から言うとかなり差があります。ただし、実態としてはある程度の“相場感”があります。

結論:年間ステージ数の現実的な目安

日本で活動するフリーランス音楽家の場合、ざっくり分けると以下のようになります。

■ 少ない人:年間10〜20本

  • 本業は別にある(副業音楽家)
  • 口コミのみ・紹介待ち
  • 発信や営業はほぼしていない

この層は実はかなり多いです。
「プロ名乗ってるけど、月1回も本番がない」というケースも珍しくありません。


■ 平均的:年間30〜50本

  • ライブ・イベント・発表会などが定期的にある
  • 複数の現場とゆるくつながっている
  • 音楽収入はあるが、安定とは言い切れない

月2〜4本ペース
ここが「フリーランス音楽家のボリュームゾーン」です。


■ 安定している人:年間60〜100本

  • 学校公演・芸術鑑賞会・企業イベントなどがある
  • リピート案件が多い
  • 音楽一本で生活できている

月5〜8本。
このあたりから「忙しい」と感じ始めます。


■ かなり多い人:年間120本以上

  • 週2〜3回以上の本番
  • 教育公演・ツアー・レギュラー案件を持っている
  • 個人というより“事業”に近い動き方

ここまで来ると、
演奏家+経営者という意識が必須になります。


なぜここまで差が出るのか?

理由はシンプルで、

  • 演奏技術の差
    ではなく
  • 仕事の作り方の差

です。

実際、

  • 演奏が非常に上手いのに年間20本以下
  • 技術は平均的でも年間80本以上

というケースは普通にあります。


ステージ数を左右する3つの要素

① 依頼される導線があるか

  • ホームページ
  • SNS
  • 検索で出てくるか
  • 「お願いしやすい」見せ方か

これがないと、そもそも依頼が来ません。


② 単発か、継続か

  • 単発ライブだけ → 本数が伸びにくい
  • 学校公演・定期イベント → 本数が一気に増える

**「同じ仕組みで何度も呼ばれる」**仕事があるかどうかは大きな差になります。


③ 音楽を「仕事」として扱っているか

  • 値段をなんとなく決めていないか
  • 断れない価格になっていないか
  • 体力的に続く設計か

本数が少ない人ほど、
実は「自分で本数を減らしてしまっている」ことも多いです。


現実的な目標ラインは?

フリーランス音楽家として考えるなら、

  • 副業レベル → 年30本
  • 生活できる → 年60本
  • 安定・余裕 → 年80〜100本

このあたりが一つの目安になります。

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