ホームページがない音楽家はアマチュア?

私の専門はサックスですが、サックスには初心者モデル・中級モデル・上級モデルがあります。
一般的に「プロ」と呼ばれる演奏家の多くは、上級モデルを使用しています。初心者モデルでプロとして活動している人を、私はこれまで見たことがありません。
これはサックスに限った話ではありません。
トランペット、クラリネット、ギター、バイオリンなど、どの楽器でも同じではないでしょうか。
プロであれば、道具にこだわる。
長年プロとして活動してきた音楽家であれば、この考えに異論はほとんどないはずです。
では、これを音楽ビジネスに置き換えてみるとどうでしょう。
周りの音楽家を見渡すと、ホームページを持っている方も多いと思います。しかし、その中身を見ると、半分近くは無料のホームページ制作サービスを使っているのではないでしょうか。
JimdoやWixなどは「このホームページは〇〇で作られています」という広告が表示され、ドメインも独自のものではありません。
スマホで簡単に編集できるCrayonも、音楽教室ではよく使われていますが、本質的には同じです。
確かに、これらは手軽にホームページを作れる便利なツールです。
しかし、先ほどの楽器の例で言えば、
「プロが初心者用の楽器でコンサートを開いている」状態と同じなのです。
「え?それはさすがに言い過ぎでは?」と思われるかもしれません。
ところが、音楽ビジネスの世界では、この状態が当たり前のように蔓延しています。そして、そこに違和感を覚える人は意外と少ないのです。
その背景には、音楽家の多くが個人事業主・フリーランスであることも関係しているでしょう。
ビジネス面が少しアマチュアっぽくても、「音楽家だから仕方ない」と、なんとなく許されてきた風潮があります。
もちろん、多くの音楽家は演奏や指導においてはプロフェッショナルです。
しかし、無料ホームページを使っていたり、そもそもホームページがなかったりする場合、
ビジネスの視点ではアマチュアと言わざるを得ません。
楽器や機材には投資をするのに、ビジネスの道具には投資をしない。
これは、非常にもったいない話です。
道具にこだわる音楽家の皆さんこそ、
今こそ「プロとしてのホームページ」を持つことを考えてみませんか?